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やっと一息
みちのくから帰ってからの1週間、仕事の状況も激変してしまいいつにも増して仕事が増え「楽しいことばかりはつづかない」ものだと実感しながら過ごしてきた。そのため更新まったく出来ない状況に^^;

昨日は久しぶりにお昼までガ〜〜〜っと寝ダメして、本日は「東京国際映画祭」へ。といっても、韓国映画ではなく日本映画「キャッチボール屋」

北野武や竹中直人監督の作品で助監督を努めてきた大崎章監督のデビュー作品。出演陣は、大森南朋、キタキマユ、寺島進、松重豊、光石研他。ちょっと強面の俳優によるファンタジーとでもいうのか(笑)

高校時代、野球部で3年間万年補欠だった大森南朋。10年後の今も会社からリストラされてしまった冴えない青年。ある日野球部のOBたちとの飲み会の酔った勢いで、高校時代ずっと好きだった女性に告白しに東京へ行けと送り出されて深夜汽車に乗せられる。翌日公園で目が覚めたが、自分が何をしに東京に来たのか思い出せない。そこにキャッチボール屋のおじさんが現れて彼に店番を頼み姿をくらませてしまう。行きがかり上、おじさんの代わりに商売をはじめた青年のもとに、常連客らがやってきて公園を舞台にさまざまなドラマが繰り広げられていく。

この常連客たちがとてもユニークだ。まずは寺島進演じる真っ赤なジャージにサングラスをかけたいかにも胡散臭そうな強面の客。彼はどうやら高校時代は豪腕ピッチャーだったらしくキャッチボールの域を出た気迫で投げ込んでくる(笑)光石研演じるお父さんは、子供の頃父親とキャッチボールの経験がないまま大人になったので下手くそなのがコンプレックス。子供からバカにされているのを克服したい。松重豊演じるサラリーマン風の男は、スーツをバリっと着こなしていつもその光景を眺めているだけの謎の男。その他キャッチボール屋になった主人公の周りをとりまく人たちとの交流を通してそれぞれが自分の過去を清算していく話だ。最初はやる気の全く感じられなかった主人公が、途中から少しずつやる気を見せ始めていく。キタキマユ演じるこれまた常連客のOLがユニークなキャラで作品に華を添える(かなり毒のある花だが・笑)ストーリーは淡々と進むが、主人公の大森南朋をはじめ出演者全員が飄々としてかつ個性的なため、奥行きが深い味わいがある。韓国映画にはない独特の間が存在している。日本映画も面白いじゃないかと思わせてくれる作品。

一番の見どころは、高校時代、監督の指示により強豪打者の松重豊を5打席連続で敬遠してしまった挫折感から立ち直れないでいる寺島進と、5打席連続で敬遠されてしまったことで自分のフォームを思い出せなくなり、その後の野球人生を棒に振ってしまった喪失感から立ち直れないでいる松重豊の勝負。やっと高校時代の夏を清算できた中年おやじ2人は一見爽やかに見えないけれど実に爽やかなんだ、これが(笑)

舞台挨拶につづき上映後のティーチインで印象的だった話として、光石研のキャッチボールの下手さは「素」か「演技」かという件で、彼は元々左ききだったため「右」で普通に投げると下手になる。実に自然に下手な演技(いや素か?・笑)が出来たそうだ。松重豊が「あれはズルイ」と羨ましがっていた(笑)そうそう、2列目ど真ん中で松重さんを堪能(みちのくの時と違い、今回は座席指定だったので偶然)本編で松重さんの足があまりに長くて細いことに軽い衝撃を受けたので、しっかり確認をしてしまう(笑)

つづいて新宿に移動して「ARAHAN」を観る。公開2日目日曜日の夕方だというのにガラガラ…^^;しかも、受付で乳酸飲料を渡される。これって初日のプレゼントじゃ?(先着300名)まだ残っていたのね(笑)先日の試写会につづけて2回目鑑賞だが、やはりスクリーン映えする作品だと思った。ただ、聞くところによると吹き替え版しか上映しないところもあるとか。ほんとお気の毒だと思う。特にこの作品はユン・ジュサンやアン・ソンギといった声に魅力のある俳優が出ているので尚更残念。とはいっても、是非1度はスクリーンで観て欲しい作品である。
by mario5846 | 2005-10-23 23:30 | ◆アニキ♥/寺島進
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