ろくねんごのじぶんへ
e0011707_21224436.jpg
チビが出た保育園では毎年この日、午前中の卒園式の後に6年前の卒園児たちが
集合してタイムカプセルを掘り出します。

今日はそのタイムカプセルを掘り出す日でした。
6年前の卒園式の日に保育園の運梯の下に、6年後の自分へ宛てた作文と、親から
6年後の子供へ宛てた手紙をタイムカプセルに詰めて埋めました。6年後に会いましょう。

この6年間散り散りに別れていた友達と会えることがとても楽しみでしたが、
同時に不安もありました。一体何人が集まるんだろうか。
でも、園庭に一歩入った瞬間わかりました。誰もがこの日を楽しみにしていたことを。
背は高くなって大人っぽくなってしまっても、そこにいたのは間違いなくみんなあの日の
あの子たちでした。
35名の卒園児のうち、実に26名がこの日のために集結しました。中には、引っ越先の
大阪や北海道から駆けつけた親子もいました。

みんなで掘り出したタイムカプセルから、園長先生がひとりひとり前に呼んでその子
との思い出を語り、作文を披露して現在の夢をききます。そして作文と親からの手紙が
6年ぶりに帰ってきました。

6年前にケーキ屋さんになるのが夢だった子が外交官を目指していたり、幼稚園の
先生になりたかった子が変らずに保育士になりたいと力強く夢を語ったりして、
その成長した姿に懐かしい日々を重ねて胸があつくなりました。

中に1通。バスの先生からの手紙が入っていました。
その先生は2年前にお亡くなりになっていたのですが、みんなの希望もあって封が
切られることになりました。

「先生は今65才だから、この手紙を読むときは71歳になっているんだね。それまで
生きていて、みんなに会えたらいいな。(先生の運転する)うさぎ号のエリちゃんや、
ヒロキや、ナっちゃんは来てくれるいるのかなぁ。早くみんなに会いたいな…」

先生、ご安心ください。エリちゃんもヒロキくんもナッちゃんもみんな勢ぞろいして
いましたよ。ただ、先生がこの場にいないことだけがとても寂しかったです。

この保育園はゼロ歳児からお世話になる子供が多いので、実に6年近い歳月を園
の中で過ごします。園長先生も、担任の先生も、バスの先生も、その他職員の方を
はじめ、保護者同士、その信頼関係は家族に近いものがあります。
まるで親戚の法事かなにかで集まったような安心感でいっぱいになるのです。

園長先生は仰います。
午前中の卒園式では思いっきり泣き、そして午後のタイムカプセル掘り出しで思い
切り笑って幸せをかみ締めるのです、と。

小学6年生といえば、反抗期、生意気盛り。
でも、6年ぶりのブランクをまったく感じさせず、会ってすぐに保育園の頃の仲間に
戻って遊ぶ彼らを見ながら、そして、間違いなく6年後の今日ここに集まった彼らを
見ることで、あらためて感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
[PR]
by mario5846 | 2006-03-25 21:48 | ◆その他
<< 主題曲披露 ケロヨンがみたジキハイ >>