リハビリ中
先週の木曜日に「開店休業中」のエントリーをあげてPCの電源を切ったつもりが、
な、な、なんと。自分の頭の電源まで切ってしまうというミスをおかしてしまいました^^;

なんだか目眩がする…と、早めにベッドに潜りこんだものの
翌日になっても治る気配がなく一日中目を瞑ったまま横になってジッと耐えていました。
その翌日は更に悪化しており、もはや支えに掴まっていても立つことが出来ず、
やむなく救急車のお世話になって近所の救急病院に入院(トホホ…)
まるまる1週間(7泊8日)入院して、本日なんとか退院してまいりました。

この1週間はTVも見ず、音楽も聴かず、本も読まない。
一切の娯楽から遠ざかった清く正しい生活でした。

私の入院した3階の病棟は、救急車で移送されてきた急患や、重症患者、そして
提携している老人ホームで倒れた老人(ほとんど痴呆症)からなる
D難易度患者が収容されているところだったそうです(牢名主より拝聴したところ)

6人部屋で、痴呆症じゃなかったのは私の隣の牢名主と私だけ(笑)
TVなんて見るよりもずっと貴重な体験が出来ました。
老人医療、老人福祉、老人介護、痴呆の実態、痴呆老人とその家族の問題…etc.
本を何冊も読むよりも、TVを何時間見るよりもずっと勉強になりましたから。

その中でも意外と誤解されているのは、老人の食欲についてかもしれません。

病院の老人は何故あんなに食欲があるのか!!??

枯れ枝のような身体で息も絶え絶えに横になっておられても、
だからといって食欲がないなんて思っては甘いです。
誰が見ても食事介助が必要に思える老人に、ためしに介助を後まわしにして
放っておいてみてください(別にしなくてもいいですけど・笑)

看護婦さんたちが忙しいということを理解しだした途端に、老人たちはスプーンを
持って黙々と口に食事を運びはじめるのです。それも、きれいに完食です。

なかでも感動的だったのは97歳のミヨさん。
鼻に酸素のチューブが入っていて、体重は推定30キロ台。
目は完全にうつろだったミヨさんがスプーンを持って食べ出した時には本当に驚き
ました。しかも、
「この私にお粥をたべさせるとは何事だ。お粥なんかじゃお腹が空いてたまらない」
「ご飯にしてください」
と毎食時猛抗議を繰り返していました(笑)

私が退院する前日、念願かなってご飯になったミヨさんの嬉しそうだったこと。
覚束ない手つきで時間はとてもかかりますが、それでも必ず完食することが
分った看護婦さんたちは、決して急かせたり介助したりせずに食べ終わるまで
じっと見守ってあげていました。

入院直後は、「背中が痛い」「腰が痛い」と夜中に何度も何度もナースコールを
鳴らしていたミヨさんも、その都度軟膏を塗ったり、湿布をしたり、身体の位置を
まめにかえてくれる看護婦さんたちに信頼を寄せるようになると、
「ありがとうございます」の言葉が増えていくにつれて、ナースコールを鳴らす回数
が極端に減っていきました。

その後可愛いお孫さんたちがお見舞いに来てプリンを食べさせてくれて帰った
翌日からは、ナースコールをほとんどしなくなりました。

ミヨさん以外の痴呆の強い方々もとても個性的で、それなりに神経がヘトヘト
になることも多々ありましたが^^;名残惜しい気持ちでお別れしてきました。
1週間の入院生活で、老人をなめちゃいけないと強く思いました。
食事やトイレの介助って、こちら側の都合でしていることが多いんだろうなと。
因みに、D難易度病棟の3階の看護婦さんは一番おっかないそうです(笑)
本当に介護のプロだなと、あらためて看護婦さんへの尊敬と感謝の気持ちで
いっぱいになって退院してきました。

おいおい、自分の闘病記じゃないんかい(笑)

さあ、いよいよ夏本番に向かいます。
普段健康に自信のある方も十分に気をつけてお過ごしくださいませ。

これから、ゆっくりご近所ブロガーさんのところに遊びに行かせていただきます。
また、この間メールをくださった方には今お返事さしあげているところですので、
もうしばらくお待ちくださいませ。
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by mario5846 | 2006-07-29 23:30 | ◆その他
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