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シネカノン代表の李鳳宇氏は映画プロデューサーであり、映画配給、劇場経営の3役をこなす。今までシネカノンとの付き合いは邦画ばかりだったが、最近韓国映画を見るようになって彼が現在の韓流ブームの先駆者的な人物だと知った。李鳳宇(リ・ボンウ)という名前で分かるように、彼は北朝鮮籍の在日朝鮮人だ。彼の映画好きは中学生の頃のフランス映画が原点だという。同時代を生きている私の原点もまさに中学時代のフランス映画なので俄然親近感を覚える。

この李鳳宇氏のカッコいいこと!しかも話術も巧みで面白く、すっかり彼のファンになってしまった(笑)興味深かった話としては、韓国の俳優のギャラは最高クラスの場合、日本の俳優の10倍だそうだ。でも1作品終わるまで他との掛け持ちが出来ない仕組みらしく拘束が厳しいとか。撮影期間が長引いてもギャラは増えないので「南極日誌」のように3ヶ月も撮影期間がオーバーするとその分大変だと、さりげなくソン・ガンホをフォローする優しさもみせる(笑)日本の俳優はかなり掛け持ちで撮影している人が多く、大杉漣を例に挙げて 日本映画は2つに分けられる。「大杉漣が出ている映画」と「大杉漣が出ていない映画」というところで爆笑してしまった。

「シュリ」「JSA」「殺人の追憶」「スキャンダル」「復讐者に憐れみを」「マラソン」など話題作を次々配給、現在の韓流ブームの火付け役ともいえる存在だが、シネカノンで最初に配給したポーランドのK・キェシロフスキ監督の「アマチュア」は8人しかお客さんが入らなかったそうだ。はじめて韓国映画の配給をしたのがイム・グォンテク監督の「風の丘を越えて・西便制<ソピョンジェ>」で、朝鮮籍の彼は韓国入りが出来ず、なんとか48時間以内有効のパスポートを発券してもらい韓国の映画会社に出向き、たまたま応対した相手が脱北者だったこともあり話がまとまったそうだ。以後韓国の映画を積極的に日本に紹介しているが、現在韓国に映画館を数館つくっているそうで、そのうちの1館は日本映画専門上映館にする計画があるらしい。今度は韓国に日流を巻き起こそうと、在日朝鮮人というスタンスを独自のバランス感覚で日韓の文化交流に貢献している。
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by mario5846 | 2005-08-07 21:50 | ◆その他
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