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古家さん、ありがとう(笑)
シネマート塾、韓国映画娯楽講座もいよいよ最終回。チャン・ジン監督の回ともうひとつ楽しみにしていた古家正亨氏の「K-POP × K-MOVIE ガイド」へ行って参りました。

え?まりおがK-POPだって??と、お思いの方もおいででしょう。
そう。韓国の音楽で聴くのはシン・スンフンとリッサンくらいのまったく門外漢の私ですが、昨年のショート・ショート・フィルム・フェスティバルでユ・ジテ監督のトークの司会進行をされた古家氏にZokkon命♡なんですよ(古っ!)。ちょっと小朝のような独特の鼻にかかるお声と流れるようなトークは絶品です。日韓の音楽シーンの現場から発信される新鮮で豊富な情報と、どんなたわいない話題も見事に膨らませて楽しく調理してしまう話術、また反対に難しい話も古家さんにかかれば誰の脳みそにも理解可能にまで噛み砕いて話してくださるテクニック。

ラジオのDJが本業だそうですが、ラジオDJ、テレビVJの他、日韓音楽文化交流コーディネーターや韓国観光公社 韓流マーケティング委員会委員など、日韓の音楽文化交流のために幅広い活躍をされている方です。
という、堅いイメージは全然なくいたって親しみやすい飾らない方です。その根底に韓国への溢れる愛を感じつつ、韓国の抱える現状を心から憂慮し、時に歯に衣を着せぬ物言いでズバッとサラリとおっしゃいますが、その愛嬌ある優しい風貌と品性と知性故、全然嫌味に聴こえないところもステキです。楽しく笑わった後に「何か」を残してくださる・・・K-POPファンならずとも、韓国映画や韓国に興味がある方なら、一度はお話を伺ってみて欲しいと思います。きっと私のような古家フリークが続出することでしょう(笑)。そうそう最近では、韓流ロマンチックフェスティバルのようなイベントの司会などもされているようなので、既にファンも多いかもしれませんね。

ということで本講座では、K-POPミュージックの現状について、いろいろ伺ったわけですが、中には「ココだけの話にしておいてくださいね(笑)」というお話が多くて、一体どうレポしていいのか分かりません(笑)。気になる方は後で個別でお会いしたときにでもお話しましょう^^




K-POPに疎い韓国映画ファンにとって興味深かったお話を2つほど。

■その1■キム・ギドクの最初にしておそらく最後だろうという(ほんとか?笑)MV監督作品の上映がありました。古家氏曰く、まさに「キム・ギドクらしい作品」と前置きされて観ましたが、ギドク作品鑑賞数わずかな私から観てもそれは分かりました。

それがコチラです。
元「シャープ」のイ・ジヘのソロデビュー曲「그대 없이 난(君なくて私は)」

どういうストーリーなのかまったく分かりません(笑)。ちなみに古家氏も分からないそうですが、「もしかすると性に目覚める少年・・・」みたいもの表したかったのではないかなとおっしゃっていました。ちなみに韓国サイトで見つけた記事によると「(ギドクは)“恋人たちが執着のため別れて,死を選ぶ過程を少年の目を通じて描く”と説明した」とありましたが。みなさんは、どう感じたでしょうか。

■その2■映画との関連で、古家氏のお気に入りOSTベスト3の発表がありました。
1位レインボー「演劇が終わった後(연극이 끝난 후)」「チング」
2位キム・ヒョンチョル「Must Say Good Bye」「イルマーレ」
3位シン・スンフン「I believe」「猟奇的な彼女」

韓国の人はOSTを買ってまで聴く人はほとんどいないため、よって映画とタイアップするうまみがないため現実にほとんどタイアップはないそうです。音楽監督も自国より日本やヨーロッパの音楽監督を起用する例が多いとか。そんな中にあってシン・スンフンの「I believe」は映画との相乗効果により大ヒットして、OSTのセールスも好調だった特異な存在だそうです。ちなみに、この曲は私の目覚ましアラームです(笑)。

ところで、韓国のCDはショップの買い取り制なので売れないOSTの在庫は極力抱えないそうです。韓国のOSTを買っているのはほとんど日本人なので、品揃えは韓国よりも新大久保の方が断然揃っているらしいです(笑)。

後半の質疑応答タイム。最初はなかなか質問する方がいらっしゃらなかったのですが「レインのアメリカ進出に関する」質問が口火を切ってからは、次から次にK-POPファンの方たちから熱い質問が飛び交いまして、その後は著作権問題絡みの真剣で熱く興味深い話に発展しました。が、これについては整理をして分かりやすくレポする自信がないので、残念ながら割愛させていただきます。

で、ですね。チャン・ジン監督の時には玉砕しましたジャンケン抽選会で、今回は見事にサイン本を勝ち取って参りました^^実はサインを頂こうと持参した本もありましたので、そちらもお帰りの際にサインをして頂きました(るん♪)。ご協力いただいた皆さま、この場からお礼を申し上げます。

◆ジャンケン抽選会でget!                ◆出待ちでget♥
古家さん、ありがとう(笑)_e0011707_4253926.jpg古家さん、ありがとう(笑)_e0011707_426067.jpg









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【おまけ】
古家氏がインタビューの中でこんなことをおっしゃっているのを見つけました。
「僕が個人的に一番好きな作品は、シン・スンフン「そんな日が来るでしょう(그런 날이 오겠죠)」です。韓流スター、キム・ミンジョンが出演した作品です」

そうか、そうか。古家氏と波長が合うはずだわ(笑)。

このMV以前観たことありましたが、あらためて観てみると・・・ふ、古家さん!星の数ほどMV観ていて、一番好きなのが本当にこれなんでしょうかーーー!?あ、別に悪くないんですけどね^^;見方によっては結構キワモノです(笑)。


【おまけ2】
去年の今頃、こんな企画があったのですね・・・。
た、楽しかったんでしょうか?何処かにレポないかなぁ(笑)。
古家さん、ありがとう(笑)_e0011707_4132479.jpg




【追記】
FMノースウェーブ主催の「DJ古家と行くソウルツアー」は毎年恒例のようで、今年も既に定員に達しているそうです。でも、まだ11月の済州島&ソウルツアーは申し込み可のようです(行く気なのか?笑)。
by mario5846 | 2007-09-30 14:44 | ◆音楽
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