淫乱小説の読者は女性ばかり
e0011707_19252117.jpg次なるアン・ネサンは前回の「バッド・ムービー」@浮浪者から一気に出世して王様になりました。
「淫乱書生」(2006年 キム・デウ監督)

名高い士族の家の出で且つ当代最高の文章家として知られたユンソ(ハン・ソッキュ)には権力争いは空しいことであり、党派争いは論ずるに足りないこと。倦怠を感じるような両班ライフを生きていたユンソは、反対派の謀略で頭の痛む事件を請け負うことになり、この渦中ユギジョンの商店で生まれて初めて乱雑本に接し、わからない興奮を感じる。ユンソはついに勇気を出して自ら淫乱小説を書くが...
チュウォルセク(秋月色)というペンネームで淫乱小説を発表したユンソは、 1人者になりたい欲から孤臣専門家として悪名高い家門の宿敵グァンホン(イ・ボムス)に小説の挿し絵を描いてくれるよう頼む。
Innolifeより



いろいろな意味で予想を裏切る作品でした。

まずはタイトル「淫乱書生」。「スキャンダル」や「情事」の脚本家のキム・デウの監督デビュー作だというし、かなりエロい作品なのかと思っていたら、そんなに過激なシーンは無く肩透かしをくらった感じ。キム・ミンジョン、せっかく一皮剥けるチャンスだったのに残念。

4月には日本での公開も決まり、そのタイトルがまた「恋の罠」なんて昔の歌謡曲みたいなチープなタイトルになってガッカリですが、実はこちらの方が映画の内容には合っているかも^^

で、もっとコメディ色の強いお話かと思っていたのですが、前半こそ楽しく笑えるシーンが多いのですが、後半になるとガラッと雰囲気が一転してバイオレントでシリアスなドラマが展開されます。

e0011707_20371076.jpgそして一番大きな勘違いは、ハン・ソッキュが悪人だったということです(笑)。
だって彼は小説家としての欲のために王の女(キム・ミンジョン)の恋心を弄んだわけでしょ?自らの名声のために人として恥ずべき行いをしたわけで、どんな言い訳をしたところでその罪は重いです(キッパリ!)。しかも、反省した様子が・・・結局全然無いんですけど(いいのか?・笑)。

反対に寵愛する女性から裏切られ、散々こけにされた挙句、最後はその想いを尊重し浮気相手の命を絶つことを諦めた王(アン・ネサン)は非常に冷静でカッコよかったです。きっと悪~い王様なんだろうと思っていたのに、ごめんねアン・ネサンって感じ(笑)。

e0011707_19562138.jpgそしてもう一人、愛する女性の傍で一生尽くすため宦官となって仕える道を選択したチョ内侍(キム・ルェハ)。自らの想いをぐっと飲込みながら複雑な男心を好演。裏切りを知った王がチョ内侍に向かい「今ならお前の気持ちが分かる」としみじみ語るシーンはこの作品の一番好きなシーンです。 

ということで、ちょい悪人面の苦悩する王さまと内侍が、実はこの物語の一番の犠牲者であったのも予想外でした(笑)。

アン・ネサン祭として観るには、まずまずの作品でした^^アン・ネサンの入浴シーン(キャッ♥)見たさに、大画面でもう1度鑑賞するのもいいかなぁ(笑)。
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by mario5846 | 2008-01-14 20:00 | ◆映画
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