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下妻物語
下妻物語_e0011707_196931.jpg観よう観ようと思っているうちに時期を逸してしまっていた。まわりからも「面白いよ」という評判ばかりで気になっていはたんだけど、行きつけのTSUTAYAでは20本ある「下妻」は未だにいつ行っても全部貸し出し中。で、遂に1本見つけたので即お持ち帰りしてきた。

深田恭子ってあの滑舌の悪さもあって、どんな役でもこなせる女優だとは思わないが、ある種のはまり役でその真価を発揮する女優だと思っていた。寺島進目当てで見ていたドラマ「富豪刑事」の神戸美和子役もその意味ではまり役だったなぁ。要するに浮世離れした役が妙に似合う。

これはまさにそんな深キョンにぴったりの作品だ。なんといっても「下妻」という地名がおしゃれでインパクト大(笑)といっても、関東近郊の人間にしかこのニュアンス理解しづらいかもしれなぁ。などと妙な優越感に浸る(笑)ロリータファッションの一見ぶりっ子の深田恭子は、友だちなんていないし欲しくもない。自分の価値観だけで自由に生きている(「ロココ精神」信奉者・笑)一方、派手な特攻服に身を包み地元レディースに属しながら仲間とつるんで青春謳歌中の土屋アンナ。二人に絡むキャラたちもかなり個性的で強烈。途中にアニメで話を展開させてしまったりしても違和感を感じさせない。どこか石井克人監督に通じるものを感じていたら、やっぱりこの中島哲也監督もCMディレクターだった。あのトヨエツと山崎努の卓球するCM(サッポロ黒ラベル)大好きだったなぁ。一見とんでもなくふざけているように見えて、しっかりとその世界に引き込まれてしまい、最後は感動で胸がきゅんとしてしまう。爽やかな青春映画だ。
by mario5846 | 2005-07-13 19:19 | ◆映画
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