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個人的にに大ヒット絶賛中(笑)
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「非日常的な彼女」…うぅぅ。このタイトルにかなり違和感いっぱいです。
「知り合いの女」が「小さな恋のステップ」になる方がまだ許せるわぁ。チョン・ウンインの日本における知名度を考えると致し方ないとはいえ…。「ドンテルパパ」というタイトルも最初は「아빠하고 나하고(パパと私と)」というタイトルだったようで、どちらにしても「彼女」は脇なのですが^^;
もしかして、「トンマッコル」が来年公開されるときには「童心的な彼女」とか「親切なヨイルさん」になるのか?…などと余計な心配までしてしまいます(笑)

最近DVDで「ドンテルパパ」を見てすっかりチョン・ウンインに堕ちてしまい、銀座でレイトショーのみという過酷な条件にもかかわらず駆けつけてきました。

高校時代の一夜のあやまち。そして突如学校に宅配されてきた赤ん坊。
突然クレイーマクレイマーを余儀なくされたキム・チョルス(チョン・ウンイン)と息子チョウォン(ユ・スンホ)のちょっとお下品で(笑)ハートウォーミングな作品です。
でも、これは最初に撮影された「아빠하고 나하고」のあとしばらくお蔵入りしていたものが、エロコメ路線に再編集されて「ドンテルパパ」として陽の目をみたという経緯があるらしいですが、役者がいいので軸がぶれていません。
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ところで、世に母子家庭、父子家庭いろいろあれど、父子家庭の方が家庭的な温かさにあふれているのはどうしてだろう。大胆に言い切りましたが、勿論私の周りにいる家庭に限ってのことなので誤解なきように(何故かこの手の知り合いがたくさんいるのです^^;)ただ、意外とテレビのドキュメンタリー番組を見てもそう感じることが少なくないです。思うに、父親不在の母子家庭では母が父になろうとし、母親不在の父子家庭では父が母の役を引き受けようとしているからではないかと。

私は父に恵まれない子供時代をすごしてきました(笑)なので「好きな時代に行けるとしたら子供の頃に戻りたい」っていう人の話を聞くのが苦手です。とても羨ましいから(笑)絶対に戻りたくないですもん、恐ろしくて^^;いえ、恐ろしすぎて(笑)飛行機や観覧車などの閉所が苦手なのもその当時のトラウマだったりするし。優しい父親っていうのは私の永遠の憧れなわけです。

で、この父親チョルスの愛情の大きくて深いことといったら。親なんて立派でなくてもいいし、お金なんか持っていなくてもいい。子供にとって一番必要なものは親からの大きな愛だというごく当たり前のことが、胸に深く深く響いてきます。
息子には最大限の無償の愛情で、仕事はまじめに一生懸命に、雇い主のショーパブの社長に対してはやや卑屈に、と生きていくことに精一杯誠実で一生懸命な父親をチョン・ウンインが好演しています。そしてチョウォンを演じるユ・スンホは噂にたがわぬ名演技で、特に後半父親がオカマショーのオーディションを受けている姿を舞台の袖からじっと見つめる顔には哀愁が漂い、もはや子役の域を出ているように感じられます。そう、まるで「小さいチョ・スンウを見ているような感じだなぁ」と思っていたら、まさに彼とスンウを比較している記事をみつけました(笑)こちら♪

話題のイム・ホのおかまっぷりが見どころなのは当然なのですが、実は「チャングム」も「猟奇的な彼女」も未見のため、そのギャップで笑えないのが非常に歯がゆかったです。お隣に座ったお嬢さんがイム・ホの登場シーンの度に爆笑されるのをとても悔しく羨ましく感じました(笑)
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とまれ、レイトショーだけにするにはもったいないほど面白い作品だと思います。
by mario5846 | 2005-12-10 20:25 | ◆映画
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